かわらもと歯科新聞6月号発行いたしました。
歯のはなし 「唾液の“質と量”が健康を左右する」
【あなたの唾液力は?】
汗ばむ季節に入り、水分補給を意識する一方で、実は見落としがちなのが「唾液の働き」です。体の水分バランスや生活リズムの変化によって唾液の状態は左右されやすく、量や質が低下すると、お口のトラブルや不調につながることもあります。そこで今回は、自分の“唾液力を見直すポイントと、今日からできる改善習慣をご紹介します。
【唾液の働きとは?】
唾液には、健康を守るさまざまな働きがあります。例えば、食べかすや細菌を洗い流す「自浄作用」、細菌の増殖
を抑える「抗菌作用」、食べ物の化を助ける「消化作用」などです。さらに、口の中の粘膜を保護し、発音や飲み込みをスムーズにする役割も担っています。
また、昨今の研究では、唾液の中に肌や神経細胞の成長・再生を促進する成分が含まれていることがわかっていて、美肌や認知症との関係も注目されています。
【唾液の「量」と「質」の違い】
唾液は主にその量に注目されがちですが、実は質も重要です。そして、それぞれが低下してしまうと、次のようなリスクが高まります。
量:唾液の分泌量のこと。少ないと口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなります。
質:唾液の成分バランスのこと。抗菌成分や粘り気が価下すると、むし歯や歯間のリスクが高まります。
【あなたの唾液力チェック】
それでは、あなたの唾液力をチェックしてみましょう!次の項目の中で複数当てはまってしまう場合は、唾液の量や質が低下している可能性があります。

【“唾液力"を高める習慣】
唾液の量や質を高めるには、次のような習慣を意識しましょう。
よく噛む:食事の際にしっかり噛むことは、唾液の分泌を促す基本習慣です。意識して噛み応えのあるメニューを取り入れましょう。
ポイント!食後にシュガーレスのガムを噛むのもおすすめです。
こまめな水分補給:体の水分不足は、そのまま唾液の減少につながります。のどが渇く前に、こまめに少しずつ飲む習慣を。
ポイント!糖分や酸性度の高いスポーツドリンクは、激しい運動時のみに。
口呼吸を見直す:口呼吸はお口の乾燥を招き、むし歯や歯周病の発生リスクを高めます。お子さんも鼻呼吸ができているか確認しましょう。
ポイント!ロがポカンと開きやすい方は、姿勢を見直したり、お口周りの筋肉を鍛えることも効果的です。
ストレス解消:細菌・ウイルスから体を守る唾液中のIgA抗体は、自律神経が乱れると減少します。ストレスはためずリラックスできる時間を作りましょう。
ポイント!ストレッチ・ヨガ・散歩などの軽い運動や、腸活を習慣にすると、唾液中のIgA抗体の増加が期待できるそうです。
唾液腺マッサージ:右図の3つの唾液腺をやさしく押して刺激すると、唾液が出やすくなります。
ポイント!食事の前に1分間ほど行ってみましょう。
・健康情報 あせもと汗かぶれの違いと対策
・今、知っておきたい歯科ニュース
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